2010年1月10日日曜日

&ガーファンクル

むかし家族で「喫茶店やりたいよね」って話していたことがあった。本気で店内の間取りとかレイアウトとか。これが夢中になれて楽しかった。メニューやお店の名前まで。谷崎家では「ぼのぼのくん」が流行っていた(今でも)ので、「喫茶ぼの」が有力だった。冷静になるとそのなまえじゃお客さんこないだろって思うけど、当時はほんとにもりあがっていた。コーヒーがメインで、母ちゃんがケーキや軽食を。店内にはレコードで音楽がかかっていて、書籍がずらーっと。コーヒーを飲みながら、ゆーっくり本が読める。そんで、マンガもずらーっと。そんなお洒落カフェをやりたかった。

そもそもなんで?

谷崎家は昔から厳しい家柄でした、父ちゃんはその長男だったし。食事のときは全員正座(おかげで足が全員短い)で、もちろんテレビは見られない。小学生は8時には寝かされていた。ドリフとか、カトちゃんケンちゃん、ダウンタウンなど当時の言い方で「俗悪番組」は見せてもらえない、おかしもジュースもない。牛乳かお茶。テレビゲームなんてもってのほか。
そんな「磯野家」みたいな純和風の谷崎家も、日曜日だけは西洋風になる。
朝食はパン、レコードからはオールディズ、カーペンターズ、ビートルズ。
コポコポとコーヒーのいい香り・・

「コポコポ」とおれは呼んでいた。
そう「コーヒーサイフォン」だ。
これのおかげでおれは理科の「アルコールランプ」の実験を余裕でこなしていた(笑)



みなさんこの原理しっていますか?

mako

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